昨日紹介した、羽毛恐竜2に出てきた
シノサウロプテリクスとミクロラプトル。
その解説のコーナーです。2種類とも、
ティラノがいた、白亜紀の前半に生きていました。
中国の遼寧省(りょうねいしょうと読みます)で発見されました。
シノサウロプテリクスは、初めて発見された羽毛恐竜で、
名前の意味は、「中国の鳥のようなトカゲ」。
羽毛は、まだ原始的で、体温を保つために
生えていたと考えられています。
ミクロラプトルは、進化した鳥に近い羽毛恐竜で
脚に生えた4枚の翼で、木から木へと滑空。
少しの距離なら、羽ばたくこともできたと考えられています。
その頃は、地上には、敵が多く、また、木の上には、
獲物の昆虫が多かったから、木の上に住んだと考えられます。
今の鳥の羽が2枚なのは、4枚だと、重いし、
歩きづらいから、と考えられています。実は、
両者ともに、色が分かった恐竜でもあり、羽毛に含まれている
メラニソームという色素細胞を分析すると、
シノサウロプテリクスは、赤茶色で、尾は、
しま模様。ミクロラプトルは、藍色で、光を反射することで、
虹色に輝いていたと考えられています。
長いお話でしたが、読者の皆さんの役に立つと僕もうれしいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。