中三の浪漫発掘誌

中学生ブロガー、DITinoueの日常と恐竜についてのブログです

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巨大恐竜も「ゴホッ、ゴホッゴホッ……」?

 こんにちは! DITinoueです!

 みなさん、新型コロナ禍が収束してしばらく経ちますが、巷ではボルボックス(サル痘と呼ばれていたウイルスです)が蔓延しているとのこと。

 また、日本脳炎や、新型コロナの再拡大、さらに、冬に入っていくとインフルエンザ……。

 人類の歴史は感染症との闘いの歴史です。

 ペスト、天然痘新型インフルエンザ、スペイン風邪SARS、etc……。

 目に見えない微小なものの脅威は人間を恐怖に陥れてきました。この終わりなき戦いはこれからも続いていくことでしょう。

 ところで、太古の昔を生きた恐竜は一体、どのような病気をしていたのでしょうか?

 今回は、恐竜の病気に切り込んできたいと思います。

  ではどうぞ。

 

 

■今日の記事は・・・■
恐竜と病気について解説します。
 

呼吸器感染症

 呼吸器感染症は、喉に侵入して咳をもたらすような感染症ですね。

 実は、恐竜も呼吸器感染症にかかっていたのではないかと思われています。

 それにはいくらかの事例がありまして。

 ティラノサウルスの化石に、ハヤブサなどに報告されるトリコモナスが感染した跡があるという研究があったり。

 また、恐竜の群れの間で集団感染(現代語で言えばクラスター)があったという報告があったり。

 恐竜には気嚢(読み:きのう)という器官があります。骨に張り巡らされ、呼吸をより効率よくするため、肺を手助けするような器官です。

 人間は吸っているときしか酸素を取り込めませんが、恐竜はこの仕組みによって吸ってるときも吐いてるときも、新鮮な酸素を手に出来、巨大な身体を維持する上で省エネにも繋がったとされています。さらに、気嚢が骨を通っていることで、骨が空洞となって軽量化、大型化に繋がったともされているんです。

 そんな、恐竜の巨大化の進化の立役者とも言える気嚢ですが、この気嚢がウイルスに侵されていたという可能性が出てきているんです。

 現在の鳥にもあることなのですが、ディプロドクス類の気嚢に病変した跡があったそうで、恐竜も呼吸器感染症に苦しんでいたことを示す症例となっています。

痛風

 痛風……?

 はい、あの、風が当たっただけでも痛いっていうあれです。

 あれになっていた可能性があるという恐竜があるんですね。

 それは、なんとティラノサウルスなんです。

 ティラノサウルスの有名な化石、「スー」には、痛風が原因と思われる関節の異常があります。

スー(ウィキペディア・コモンズより Connie Ma from Chicago, United States of America - Sue, the world's largest and most complete Tiranosaurus rex skeleton.Uploaded by FunkMonk, CC 表示-継承 2.0, リンクによる)

 肉食ですから、きちんとした食事が出来ないと痛風になる可能性は十分にあります。また、人間の場合、運動不足や水分不足も痛風の原因になりますが、もしかすると、ティラノサウルスもそうだったのかも……?

 もちろん、他の肉食恐竜も同様だったかもしれませんね。

トリコモナス

 先程紹介した「スー」ですが、実は痛風だけでは無いんです。

 肋骨が三本折れていて、肩の骨も獲物の抵抗のせいか負傷の跡があります。ちなみに、これは治った跡があります。

 尻尾の骨も負傷していたようで、それが原因の関節炎によりいくらかの骨が融合していました。

 さらに、左の腓骨(すねの骨)は原因不明の感染症のせいか、なんと右の腓骨の二倍くらいに腫れあがっていたそうです。

もう散々……。

 そんなスーですが、頭蓋骨の前の方にあるいくらかの孔が、実はトリコモナスによるものではないかという研究があります。

 トリコモナスというのは様々な動物が感染する病気ですが、恐竜の子孫・鳥類が感染した場合は、粘液の吐出、吐血などの症状があります。さらに、これが原因で細菌感染なども発生した場合は、食事の際の障害や、下顎・頸部の突出、呼吸の際の異音などの症状を発することもあるそうです。

 基本的に、鳥が感染する病気は恐竜も感染すると考えられていますが……ティラノサウルスが吐血すると、なかなかに恐ろしい気がしますね。

 ちなみに、そんな受難ばかりのスーですが、骨から計算したところ、死亡時の年齢は二十八歳で、二〇一三年に新たな化石が見つかるまで、ティラノサウルス界で最も長生きした恐竜でした。

まさにレジェンド。

がん

 日本人の死亡原因のナンバーワンであるがん。

 実は、恐竜もがんになっていたようなのです。

 対象となった角竜類の恐竜・セントロサウルスの腓骨が、他のセントロサウルスに比べて奇妙に膨らんでいることについて詳しく調べてみたところ、骨がスポンジ状になっている箇所がありました。

 それを人間や他の生物の症例と照らし合わせたところ、このセントロサウルスは「骨肉腫(骨のがん)」だったと診断。

 どうやら、肺などの他の部分にも転移していたのではないかと解析しています。

 巨大な恐竜でも、病気を前にはなかなか抵抗が難しかったのかも……?

 ただ、治った跡があるか咳も非常に多いため、もしかすると他の生物に比べ自然治癒力が高かったという可能性もありますね。

さいごに

 というわけで、今日は恐竜が罹っていた病気について詳しく紹介しました。

 やはり、古今東西老若男女、どんな生物でも病気は生命の脅威になる者に違いは無かったようですね。

 人間は病院に行ったりしてどんな病気か診断してもらえますし、治療だって受けられます。その治療技術もどんどん上がっています。

 ですが、恐竜やその他の野生動物は病院になんて行けません。どうにかして餌をとり、身を護りながら生きていく他ないのです。さらに、病気で弱ると外敵に襲われるリスクも高まります。

 人として、医療が受けられることに感謝して、命を大事に生きていきたいところですね。

 それでは今日はこの辺で! 次回もよろしくお願いします! 最後まで読んでくださりありがとうございました!