こんにちは! DITinoueです!
古生物にハマりかけていたり、周りの人がハマっているという方へ。
図鑑に載ってる名前って、カタカナばっかりで意味わからなくないですか?
ところでDIT恐竜研究室時代、まあ、今年の五月、ゴールデンウィークなんですけど、こういう企画をやってみました。
まあまあ星も付いてるんですけど、それの続編と言うような記事を書いていきたいと思います。
この記事を読んでしまえば、カタカナの羅列から少しずつ意味を解読して、恐竜や古生物について知ることが出来てしまいます。
また、関連するものとして、恐竜の分類についても分かるようにしていきたいと思います。
それでは、早速どうぞ。
第一回 学名と生物分類の基本
学名の読み方
例えば、ティラノサウルス・レックスという恐竜がいるじゃないですか。
学名は、こうなります。
《Tyrannosaurus rex》
この学名というのは二つの部分に分けられます。
《Tyrannosaurus rex》
青文字のところは、属名、緑文字のところは種小名と言います。
属? 種? というところを次のところで解説していきます。
学名の基本
まずですね、世界基準である学名の話をしておこうと思います。
生物の分類はこのような順番で行われます。
界門綱目科属種
これはどういうことかと、まあトラを例にして言うと(トラが属しているグループは赤色にし、その赤色にしたところを掘り下げていく形式にします)
こんな風な階層になっています。
これは大まかにしてあるんですが、実際は亜綱とか亜目とか下科とかもっと複雑です。
まあ、トラは、動物界脊索動物門哺乳綱食肉目ヒョウ属に属している生き物ってわけです。
恐竜の学名
恐竜も基本的には一緒で、ティラノサウルスの場合は、動物界脊索動物門爬虫綱ティラノサウルス目ティラノサウルス属に属すことになるんですね。
そして、最初の話に帰ってきます。
《Tyrannosaurus rex》
この属名は、トラの話で言うヒョウ属のところ、レックスは、トラという名前を表す、分類階級の一番下のところになるんです。
ただ、古生物の場合はひとつ注意しなければいけないことがあります。
それは、基本的に一属一種だということです。
どういうことかというと、例えばティラノサウルス属に分類される恐竜は、ティラノサウルス・レックスしかいません。
トラの場合は、ヒョウ属の中にライオンとかジャガーとかいましたが、恐竜の場合、ティラノサウルス属の中にはレックスしかいない、ということになるんです。
もちろん例外はあって、例えばトリケラトプスには、ホリドゥスとプロルルスという二つの種が属しています。
まあ、そんな感じに覚えてくれたら大丈夫です。
さいごに
というわけで今日は、恐竜の名前&分類が解読できるようになる講座の第一回をお届けしました。
第二回も近いうちにやりたいと思うので、この機会にぜひ(まあ正直、使うところは無いと思いますけど)恐竜の名前について覚えてもらえたらいいなと思います。
それでは今日はこの辺で! 次回もよろしくお願いします! 最後まで読んでくださりありがとうございました!