こんにちは! DITinoueです!
さて、本日は解説です。
こちらに加筆すべきものです。
今日は、「ウタツサウルス」についての記事を書いていきたいと思います。
ウタツサウルスって何者? そんなところも含めて、早速本文へ行きたいと思います。
魚竜について
ウタツサウルスについて話す前に、少し前置きとして、魚竜についてのお話をしたいと思います。
魚竜というのは、イルカのような見た目をした、恐竜時代の、三畳紀からジュラ紀に生息していた海生爬虫類です。

こんなの。
恐竜や、フタバサウルス、エラスモサウルスなどの首長竜とは違う爬虫類の仲間です。
化石が多いわりに、分類ははっきりと分かっていないことが多く、恐竜やカメ、ワニ、そして鳥を含むグループよりもかなり前のものから派生した、かなり古い爬虫類なのではないかと言われていますが。
ジュラ紀の海で大繁栄したのですが、白亜紀には絶滅。首長竜やモササウルスに海の覇権を握られてしまいました。
主に、イカなどを食べていたとされています。
ウタツサウルスについて
本日の主役、ウタツサウルスは、こんな生物です。

独特な感じですね。
先程お見せした、魚竜の化石に似ていますが、全体的に細長くて、背びれはありませんし、尾びれも長い。
簡単にウタツサウルスの概要をまとめます。
宮城県の歌津町で最初の化石が、古生物学者である畑井小虎氏により発見されました。1978年に命名されましたが、種小名の「ハタイイ」は畑井氏に由来します。
(学名についてはこちら☟)ditinoue.hateblo.jp
そのほかに、同じ宮城の雄勝町(現石巻市)の小島から二体分の骨格が発掘されたり、カナダのブリティッシュコロンビア州からも頭部の化石が発掘されています。
この身体であるため、ヒレを動かして推進力を得ることはあまり出来なかったらしく、ウナギのように身体をくねらせて泳いでいたのではないかと考えられています。
ウタツサウルスの分類問題
さあ、ここで問題になってくるのが分類問題。
最近、分類についての話多いですけど、よく分からない魚竜に属するウタツサウルスですから、議論が多いわけです。
先程の画像で分かるように、かなり古い時代に生息していて、細長くて、背びれも無い。
なので、ウタツサウルスはかなり原始的な魚竜だと考えられています。が。
ここで登場するのが「魚鰭類」です。
魚鰭類、って何かと言うと、魚竜目の一つ上にある分類です。ウタツサウルスは、ここに属するのではないかという説もあるんですね。
魚鰭類の中でも、特に進化したものが魚竜目というグループになるわけなのですが、魚鰭類を唱える学者によれば、ウタツサウルスの仲間と魚竜目は、共通の先祖から枝分かれしているのだそう。
つまり、ウタツサウルスと魚竜の祖先が一緒に生息していた結果、ウタツサウルスが生存競争に敗れ、その祖先が魚竜として子孫を繁栄させていく、と。
ウタツサウルスは、魚竜になれなかった爬虫類、ってわけなんですね。この説の理論で行くと。
もちろん、魚竜なんじゃないか派もちゃんと根拠があって唱えていますので……さあ、どうなるのか。
愛称がウタツギョリュウなので、魚竜であってほしい、と地元の方は思うのか……? 知らんけど。
ちなみに、このウタツサウルスは、原始的な種類である故、まだ陸上で暮らしていた時の名残が化石に見られるのだそう。
面白いですよね~。
さいごに
というわけで、今日はウタツサウルスについて解説してきました。
ところで、今日は3月11日。東日本大震災の日です。
ウタツサウルスが発見されたのは宮城県。東日本大震災で大きな被害を受けた場所で、ウタツサウルスは東北大学の博物館に保存されていたため津波の被害は免れましたが、歌津町に当時あった魚竜館はその被害に遭い、いくらかの化石が海へ流出してしまったという。
東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
震災があっても、それでもウタツサウルスは地元を盛り上げています。北海道胆振半島東部地震のカムイサウルスにしてもそうですが、やはりこういうものに、人々は力をもらうのかな……。
と、それでは今日はこの辺で! 次回もよろしくお願いします! 最後まで読んでくださりありがとうございました!
