こんにちは! DIT井上です!
さて、三月末についに、北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸開業しましたね。関西に住む人間としては、一刻も早く大阪まで来てほしいものです。サンダーバードの福井行きが無くなってしまったので、やっぱり不便……。
ですが、関東在住の方々からすればやはり北陸へ行くにはこの上ないチャンスなのではないでしょうか?
そして、福井へ行くとしたら、必ずと言ってもいいほど選択肢に入ってくる観光名所が……福井県立恐竜博物館ですよね。
世界三大博物館の一つで、つい最近リニューアルオープンしたばかり。インバウンドの方々からも人気で、今や日本を代表する観光名所の一つにもなってきています。
そんな福井県にそんな大きな恐竜専門の博物館があるのはなぜか?
福井に恐竜がいたからに決まってるぢゃん。
そう、福井県は恐竜の住処だったんですね。
実にたくさんの化石が見つかっており、日本の恐竜研究の最前線をいく場所です。
福井県からは新種の恐竜も数多く出ており、今回は、博物館に行く前に、予習として福井県で発掘された恐竜についてみていきたいと思います!
それではどうぞ!
福井県の恐竜
福井県で発見された恐竜は、こちら六種類です(発見された順)。
- フクイラプトル(獣脚類メガラプトル類)
- フクイサウルス(鳥脚類イグアノドン類)
- フクイベナトル(獣脚類コエルロサウルス類)
- フクイティタン(竜脚形類ティタノサウルス形類)
- コシサウルス(鳥脚類イグアノドン類)
- ティラノミムス(獣脚類オルニトミモサウルス類デイノケイルス科)
特に、このティラノミムスと言う恐竜は、つい一年弱ほど前に名前が付いた新種の恐竜なんですね。
それでは、順に解説していきたいと思います。
フクイサウルス
福井県で初めて発見され、学名の付いた恐竜です。
アロサウルスの仲間のうち、メガラプトルと言う恐竜の仲間の肉食恐竜です。
全長は四メートルほど、人間の背丈ほどの高さですね。
鋭い歯、そして、鋭いかぎ爪を武器にして狩りをしており、生態系のトップに立っていたと思われる恐竜です。
名前の意味は「福井の泥棒」で、白亜紀前期に生息していました。日本で見つかる多くの恐竜は白亜紀前期のもので、また、当時日本はユーラシア大陸の一部だったので、かなりたくさんの恐竜と暮らしていたのでしょう。
こちらは、福井駅前のモニュメントです。
フクイサウルス
フクイサウルスは、フクイラプトルに続いて発見され、新種の恐竜とされた恐竜なんですね。
この恐竜は日本で発見された中ではものすごい状態のいい化石だったんですね。ほぼ全身が発見されて。
全身が発見されるって言っても、すごさが伝わらないかもしれませんが、そもそも化石になるときって、基本的に水辺で死んだときなんです。
水辺で死んだら、水に流されてバラバラになりがちですし、もちろん化石になる前に骨が消えてしまう可能性だってある。また、日本は山が多いので、木の根っこに破壊されることもあるんですね。
なので、全身が発見されるって本当、すごいことなんです。
さて、フクイサウルスは全長約五メートルの、イグアノドンの仲間の恐竜です。親指に大きな爪があるんですね。
植物を食べていて、名前の意味はそのまま、「福井のトカゲ」です。
地元では、「フクイリュウ」と呼ばれて親しまれていました。
こちらも、福井の象徴ともいえる恐竜になってますね。
フクイベナトル
フクイベナトルは、トリに進化していく恐竜の一つで、ティラノサウルスがもうちょっと進化した感じの、小型の肉食恐竜です(フクイベナートルやフクイヴェナトル、フクイヴェナートルと呼ばれることもある。意味は一緒)
名前の意味は「福井の狩人」で全長二メートルほど。昆虫や小さな哺乳類を食べていたと思われます。
羽毛が生えていたと思われる恐竜でもありますね。
何度か分類が変わっていて、フクイベナトルと言う名前の後にある「パラドクサス」は、進化の過程に反して原始的な特徴を備えていたので、「意外性」という意味が入っています。
さいごに
と言うわけで、今日は福井の恐竜の解説の前編でした。
ゴールデンウィークになったら、この記事と、次回投稿する後編で知識をマスターして、ぜひ博物館に行ってみてください!
それでは今日はこの辺で! 次回もよろしくお願いします! 最後まで読んでくださりありがとうございました!
後編はこちら☟