今日1回目の続きです。1回目は、
ナヌークサウルスとクリオロフォサウルスを紹介しました。
2回目は、ラエリナサウラとアンタークトペルタです。
まず、ラエリナサウラ。この恐竜は、ヒプシロフォドンという
小型の鳥脚類(イグアノドンやパラサウロロフスの仲間)の
仲間でオーストラリアで発掘されました。当時、
オーストラリアで見つかる恐竜の多くは、南極でも
見つかる可能性があるというわけです。
ラエリナサウラは、目が大きく、極夜現象などの
夜が続く時でもよく見えていたようです。
また、この仲間は、身軽で現在のインパラと言われる
程なので、当然、この恐竜も足が速かったでしょう。
2つ目のアンタークトペルタは、南極大陸で見つかった
鎧竜、ノドサウルス科の恐竜です。どっしりとした
鎧で包まれ、厳しい南極の世界を生き抜いていたのでしょう。
南極のジェイムズ・ロス島で見つかり、
新種と分かりました。南極で一番初めに発見された
恐竜ですが名前が付けられたのは、前回登場した
クリオロフォサウルスのほうが先で南極で
2番目に名前が付けられた恐竜となりました。
このほかにも様々な恐竜が寒い極限の世界で
生きていたのです。極地で見つかる恐竜は、
まだたくさんいるはずです。