こんばんは! DIT井上です!
さて、今日は目次なしのショート記事。
今日までのビックカメラ主催の特別お題。「あの店員さんがすごい!」のお題をやっていこうと思います。
いやぁ、それにしてもネット通販のサイトがわざわざ現実の店員さんを取り上げるお題って良いですね。うん。やっぱり、現実での買い物って現品を見れるのはもちろん、店員さんとのエピソードが出来たりするものですから。良いお題です。
さて、残念ながら電化製品の店ではないのですが、僕が「すごい!」と思ったのは地元の肉屋の店員さんですね。
その時は母さんとハンバーグか何かの肉を買いに行ったんですよ。そしたら、見慣れない黒いバンダナ巻いたニ十歳くらいの店員さんがいたんですよ。
まだまだ若くて、でもなんかそれっぽく肉屋って言う感じの男性でした。
で、我々が買い物を終えて帰ろうとしたときだったんですよ。
「僕何歳なん?」
え、何?
「十二歳です」
あ、これは当時の年齢です。
「そうかぁ。いっぱい食ってデッカくなれよ!」
と、ものすごい覇気のこもった言い方と目線で言ってきたんですよ。
「あ、はい……」
急なことでどう返事したらいいのか分からなくて、僕はとりあえずニコッと笑って返したんですよ。多分そこそこ笑顔引き攣ってた気がしますけど(笑)
店員さんは覇気の溢れる引き締まった表情を崩して優しい笑顔で見送ってくれました。
いやぁ、すごい人でしたね。
新人さんなのか知りませんけど、まだ初々しさがありましたね。でも、すごいエネルギッシュだったし、なんかカッコよかった。それこそ、そこにいっぱい並んでるおにくよりもエネルギッシュでしたよ。
また次に行った時もいるのかしら。
十年後には、良い牛育てて、良い肉売って、町のみんなに親しまれる店長さんになっているのかしら。
あの時の情景を脳裏で再生させながらそんなことを思うとフフッと微笑みが漏れてしまいます。
あ、オマケの話。
店出て、車に乗った瞬間、母さんがニヤリとして言ったんです。
「デッカくなれよ、って店員さんも若かったし、あんたが言うか? って思わんかった?」
確かに、全く持ってその通り。
それでも、僕はあんな人が日本中にいればもっとエネルギッシュな国が出来上がるなぁ、と考えてたんです。
僕もあんな覇気を持てるカッコいい人間になろう、そう、密かに決めた帰り道でした。
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